更新日:2026年05月20日
結論|過走行車(10万km超)の買取相場と「価値ゼロ」は別物
| 走行距離 | 普通車(人気車種) | 軽自動車 | 商用車・輸出向け |
|---|---|---|---|
| 5〜10万km | 40〜150万円 | 20〜70万円 | 100〜300万円 |
| 10〜15万km | 30〜120万円 | 5〜25万円 | 80〜250万円 |
| 15〜20万km | 15〜70万円 | 3〜12万円 | 50〜180万円 |
| 20万km超 | 5〜35万円 | 1〜7万円 | 30〜120万円 |
中古車流通相場をもとにした目安です。実際の金額は車種・状態・年式・販路で大きく変わるため、参考レンジとしてご覧ください。「10万km=価値ゼロ」という古い前提はもはや成立せず、輸出ルートを持つ買取業者なら20万km超の商用車でも数十万円の査定が出るケースは珍しくありません。
走行距離別・買取相場の早見表
表のとおり、過走行車の相場は「走行距離」だけでは決まりません。普通車でも人気車種かどうか、軽自動車か商用車か、そして売却先の販路があるかどうかで、同じ10万km超でも査定額に数十万円の差が出ます。まずは自分の車がどのカテゴリに入るかを確認することが、相場感をつかむ第一歩です。
10万km=価値ゼロは過去の話
かつては「10万kmを超えたら廃車」というイメージが一般的でしたが、最近の中古車市場ではそうとは限りません。エンジン・トランスミッションの耐久性が向上し、整備記録がしっかり残っている車なら15万km〜20万kmでも長く乗れるという認識が広がっています。
さらに大きいのは、海外向けの輸出市場の存在です。日本車は中古でも信頼性が高く、ハイエースやランドクルーザーなどは過走行でも海外で根強い需要があります。国内では値段がつきにくい車でも、輸出ルートを持つ業者が買い取れば別の市場で再販される、というのが2026年時点の中古車流通の実情です。
走行距離別の買取相場目安|5万km・10万km・15万km・20万kmの境目
買取相場が大きく変わる節目は、5万km・10万km・15万km・20万kmの4箇所です。それぞれの境目で査定が段階的に変わる理由を整理します。
5万km以下/5〜10万km|中古車として一般流通する範囲
走行距離5万km以下は中古車市場で最も流通しやすい範囲。査定額は走行距離よりも、年式や車種需要、外装の状態の影響が大きく出ます。同じ車種でも年式が新しいほうが優位に立ちやすい帯域です。
5万kmから10万kmは、中古車として十分流通する範囲。10万kmに近づくにつれて、タイミングベルトやウォーターポンプといった大物部品の交換時期を意識した査定になります。整備記録があるかどうかが査定額の分かれ目になってきます。
10〜15万km|価格が大きく下がるが値段はつく
10万kmを超えると「過走行車」と呼ばれる帯域に入り、査定額は段階的に下がります。普通車の人気車種で30〜120万円、軽自動車で5〜25万円、商用車で80〜250万円が中古車流通相場をもとにした目安です。
この帯域では、業者が想定する「次の売却先」によって査定の出し方が変わります。国内中古車として再販できそうな車は買取専門店で値段がつきやすく、難しい場合でも輸出ルートを持つ業者なら別の値段を提示してくれることがあります。
15〜20万km/20万km超|輸出と部品需要が中心
15万kmを超えると、国内中古車としての再販はかなり難しくなります。この帯域で買取が成立する主な理由は、海外向けの輸出と部品取り需要。普通車で15〜70万円、商用車で50〜180万円程度の例があります。
20万km超になると、輸出向けに需要のあるハイエース・ランドクルーザー・プロボックス等の商用・SUV系で数十万円の査定が出る一方、一般的な乗用車は数万〜10万円台に収まることが多くなります。「動かなくなる前」「修理費が査定額を超える前」に売る判断が、手取りを残すうえで重要になってきます。
過走行でも値崩れしにくい人気車種|輸出ルートで価値が残る理由
同じ過走行車でも、車種によって査定額の落ち方は大きく違います。海外で根強い需要があるモデルは、国内中古市場が冷めてもグローバルな需給で価格が支えられる傾向があります。
輸出需要が高い代表車種
ハイエース・ランドクルーザー・プラドは、海外の業務用・オフロード需要が高く、10万kmを超えても値崩れしにくい代表車種。プロボックス・ADバン・ハイラックスといった商用バン/ピックアップも、海外で商業車として再販されるため、過走行でも安定して値段がつきやすい車種です。
これらの車種は、国内で「もう古い」と思われるタイミングでも、輸出市場では「ちょうどよい価格帯」として動くことがあります。買取業者が国内向けの査定で安く提示してきても、輸出ルートを持つ業者に出すと査定額が大きく変わるケースは珍しくありません。
国内中古需要が根強い人気車種
国内市場でも、アルファード・ヴェルファイア・プリウス・アクアは過走行でも中古として動きやすいモデルです。アルファード系はファミリー需要が安定しており、プリウス・アクアは燃費の良さと部品供給の安定で長く乗りたい層に支持されます。
これらの車種は10万kmを超えていても、整備記録と外装の状態次第で査定額に幅が出ます。「過走行だから売れないだろう」と決めつけず、まず査定を取ってみるのが現実的な進め方です。
車種の市場価値は業者の販路で変わる
どの車種が値段になるかは、その業者がどんな販路を持っているかで決まります。国内中古販売中心の業者、輸出ルートを持つ業者、部品取り・解体に強い業者では、同じ車を見ても提示価格に差が出ます。
同じ業者でも担当者の経験で査定が変わることもあるため、複数業者で比較するのが基本になります。判断に迷うときは、査定時に「他社では◯万円と言われた」と伝えると、業者ごとの本気度を比較しやすくなります。
査定額を左右する5つの要素|整備記録・修復歴・年式・車種需要・装備
過走行車の査定では、走行距離以外の要素のほうが結果を大きく動かすことがあります。次の5つは、査定額に直接効く要素として押さえておきたいポイントです。
整備記録簿と整備履歴
過走行車の査定で最も大きな差を生むのが整備記録です。点検整備記録簿、オイル交換やタイミングベルト交換の履歴、修理明細などが整っていると、整備の知見をもつ業者ほどプラス評価をしやすくなります。中古車買取の業界では、整備記録の有無で数万〜数十万円の加点差が出るケースが知られています。
特に「いつ・どの整備工場で・何を行ったか」が記録されている車は、買取後の整備コストを業者が見積もりやすくなるため、査定が出しやすくなります。整備工場の視点も含めて見ると、ベルト類・冷却系・足回りの整備履歴は走行距離以上に重要な情報です。
修復歴・事故歴の有無
修復歴ありの車は査定額が下がりやすい傾向がありますが、「修復歴」という言葉と「事故歴」「板金歴」は別物です。修復歴とは骨格部分(フレーム)を修正した履歴を指し、軽い接触で外装を板金塗装しただけでは修復歴に該当しません。
査定時に「過去に接触はあったが骨格までは触っていない」ことを正しく伝えると、必要以上の減額を避けやすくなります。修復歴の定義について不安があれば、修復歴と事故歴の違いを整理した記事もあわせて確認してみてください。
年式・車種需要・オプション装備
年式は3年・5年・7年・10年の節目で評価が変わります。過走行+古い年式でも、人気車種なら値段が残る一方、不人気車種は走行距離以前に査定が伸びにくくなります。
純正ナビ・サンルーフ・革シート・LEDヘッドライト・スマートキーといった装備品も加点対象です。社外品(アフターパーツ)に交換している場合は、外した純正品が手元にあると有利。社外パーツが好まれる車種もありますが、基本は「純正+オプション」がプラス評価されやすいと考えてよいでしょう。
過走行車を高く売る7つのコツ
ここまでの内容を踏まえて、実際に高く売るための具体的なコツを7つに整理しました。査定前にできる準備と、業者選び・タイミングの工夫の両面から見ていきます。
査定前にやっておくべき準備
- 整備記録簿・点検記録簿・整備明細をすべて揃える(5〜30万円の加点が珍しくない)
- 洗車と車内清掃を行い、第一印象を整える
- 純正部品(ホイール・ナビ等)が手元にあれば差し戻しておく
- オイル交換直後など、車のコンディションが良いタイミングで査定を依頼する
整備記録簿は「車の履歴書」のようなものです。過走行車では走行距離以上に査定に効く要素なので、見つかれば必ず査定時に持参してください。明細だけでも数万円の差が出ることがあります。
洗車・車内清掃は無料で査定額を底上げできる手段です。エンジンルームの目立つ汚れも軽く拭いておくと、整備が行き届いている印象につながります。
業者選びとタイミングの工夫
- 最低3社以上で相見積もりを取り、相場感を把握する
- 輸出ルート・部品需要に強い買取業者を選ぶ
- 不動車・故障車もレッカー無料で対応できる業者を確認しておく
過走行車は1社だけの査定だと値段が下振れしやすいため、相見積もりはほぼ必須と考えてよいでしょう。同じ車でも「国内向け中心の業者」と「輸出ルートのある業者」では提示額が大きく違うことがあります。判断に迷う場合は、査定時にその場で各社の販路を聞いてみるのが効率的です。
完全に動かない・修理しないと動かない車は、レッカー代を別途請求する業者があります。レッカー無料の業者を選ぶだけで数万円の手取り差が出るため、最初に確認しておきましょう。
売却先の比較|ディーラー下取り・買取専門店・オークション代行・廃車買取
過走行車の売却先は大きく4つに分かれます。それぞれの特徴と向き不向きを整理しました。
| 売却先 | 過走行車の値段 | 手間 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| ディーラー下取り | 0〜低め | 少ない | 新車購入とセットで簡単に済ませたい |
| 買取専門店 | 中〜高 | 普通 | 過走行でも値段を期待したい |
| オークション代行 | 高値の可能性 | 多い | 希少車・人気車で最高値を狙いたい |
| 廃車・解体買取 | 数千〜数万円 | 少ない | 動かない車・修理費が査定を超える車 |
ディーラー下取りと買取専門店の違い
ディーラー下取りは買い替えとまとめて手続きできる手軽さが魅力ですが、過走行車には値段がつかないか、ついても低めという傾向があります。再販ルートが新車営業中心のため、過走行車の販路を持っていないことが理由です。
買取専門店は、中古車流通網や輸出ルートを通じて再販することを前提に査定するため、過走行車でも値段がつきやすくなります。整備工場を保有する買取店なら、修理や整備の見立てを含めて査定できる強みがあります。
オークション代行と廃車買取の使い分け
オークション代行は中古車オークションに出品する仕組みで、希少車や人気車種では買取相場を超える最高値が出ることがあります。一方で、出品料・落札手数料・成約しなかった場合の出品料負担が発生するため、最終手取りで買取店と差が縮むことも珍しくありません。
完全に動かない車や、修理費が査定額を確実に超える車は、廃車・解体買取の方が手取りが多くなることもあります。実用品としての価値ではなく、解体後の部品・素材としての価値で買い取る業者ですが、最近は鉄スクラップ相場が安定しており、数千〜数万円の値段がつくのが一般的です。判断に迷うときは、買取と廃車買取の両方に査定を依頼して比較するのが安全です。
福岡で過走行車を売るなら|博多車工房ミヤケへご相談ください
整備工場を保有する車買取店としての強み
博多車工房ミヤケは整備工場を保有する車買取店として、過走行車でも整備の知見を活かした適正な査定をご提供します。走行距離だけでなく、整備記録や車両状態を踏まえてプラス・マイナスの要素を一つひとつ確認するため、「他社で値段がつかなかった」という車にも値段をつけられるケースが少なくありません。
輸出ルートも確保しているため、国内では値段がつきにくい車にも別の市場価値を見出せる場合があります。ハイエース・ランドクルーザー・プロボックスのような海外需要のある車種は、ぜひ一度ご相談ください。
査定料・出張費・レッカー代すべて無料
査定料・出張費・名義変更などの手続き手数料・レッカー代はすべて無料です。動かない不動車・故障車も、その場でレッカーを手配してお引き取りできます。買取後の名義変更も当店側で対応しますので、書類のやり取り以外でお手間をかけません。
強引な営業はせず、相見積もりも歓迎しています。「他社で0円と言われた」「ディーラーで下取り不可と言われた」という車も、まずは状態をお聞かせください。年式・走行距離・車種をお伝えいただければ、ネット概算査定で目安額をご案内できます。
福岡市博多区・東区・中央区など福岡県内に対応
出張査定の対応エリアは、福岡市博多区・東区・中央区・南区・西区・城南区・早良区、糸島市、春日市、大野城市をはじめ、福岡県内に幅広く伺います。ご自宅や職場の駐車場で査定が完了するため、過走行で動かしにくい車もそのままご相談いただけます。
お電話・LINE・お問い合わせフォームのいずれからでも、いつでもご連絡可能です。県外の方も郵送契約で手続きを進められますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
よくある質問
まとめ
- 過走行車(10万km超)でも買取は可能。普通車で30〜120万円、商用車で80〜250万円が10〜15万km帯の目安
- ハイエース・ランドクルーザー・プロボックス等は輸出向けで値崩れしにくい代表車種
- 整備記録・修復歴・年式・車種需要・装備の5要素が走行距離以上に査定に効く
- 整備記録簿の提示、相見積もり、レッカー無料の業者選びが7つのコツの中核
- 博多車工房ミヤケは整備工場保有+輸出ルートあり、査定料・出張費・レッカー代すべて無料で福岡県内に対応