更新日:2026年08月13日
走行距離が10万kmを超えた車でも、値段がつかないとは限りません。過走行車の買取相場は、走行距離だけでなく、車種、年式、現在の状態、整備履歴、買取店の販売経路によって変わります。この記事では、10万km・15万km・20万km超で査定時に見られる箇所と、売却前にそろえたい情報、買取・下取り・廃車の選び方をご紹介します。
この記事の結論
過走行車は走行距離だけで相場を決めず、状態と売却条件をそろえて査定を比べます
- 10万km超でも、人気車種や整備状態によっては買取対象になります
- 整備記録簿と交換履歴をそろえ、故障や警告灯は先に伝えます
- 提示額から費用を引いた入金額で、買取・下取り・廃車を比較します
過走行車の買取相場は走行距離だけでは決まらない
「10万kmならいくら」「20万kmを超えたら0円」と、走行距離だけで金額を決めることはできません。同じ走行距離でも、軽自動車とSUV、登録から5年の車と15年の車、整備を続けてきた車と故障を抱えた車では査定結果が変わるためです。

同じ車種・年式・グレードの相場を基準にする
相場を調べるときは、車種だけでなく年式、グレード、駆動方式、走行距離が近い車を比べます。中古車販売サイトの掲載価格は販売時の価格であり、そのまま買取価格になるわけではありません。買取後の点検、整備、輸送、販売などにかかる費用があるため、販売価格と査定額には差が出ます。
ネットの概算査定も参考になりますが、入力項目が少ない場合は金額の幅が広くなります。車検証情報と写真を送り、不具合や修理歴も伝えたうえで、現車確認後の金額が変わる条件を聞いてください。
相場の出発点
同条件の車両相場
±
車ごとの違い
状態・整備履歴
需要
−
別途費用を確認
手数料・引取費用
など
=
比べる金額
実際の入金額
販売経路が違うと同じ車でも査定額に差が出る
買取店によって、店舗販売、業者間オークション、修理後の再販、部品としての活用など、売却後の経路が異なります。過走行車を扱う機会が多い店と、低走行の車を中心に扱う店では、同じ車でも評価が分かれることがあります。
1社の査定額だけで相場を決めず、査定理由を聞き、条件をそろえて比べるのが現実的です。「走行距離が多いから」という説明だけでなく、どの状態が評価され、どの不具合が減額対象になったのかを確認します。
何kmから過走行車?年式と年間走行距離も合わせて見る
過走行車に法律上の統一された定義はありません。中古車の査定や販売では10万km超が一つの区切りとして扱われることがありますが、走行距離だけで車の寿命や買取可否が決まるわけではありません。
年間走行距離は使用期間と合わせて考える
年間走行距離は「現在の走行距離÷登録からの年数」でおおよそを求められます。たとえば登録から10年で10万kmなら年平均は約1万km、5年で10万kmなら約2万kmです。同じ10万kmでも、年式との組み合わせで使われ方の見え方が変わります。
| 確認する数字 | 計算・確認方法 | 査定時に一緒に見る項目 |
|---|---|---|
| 総走行距離 | メーターと車検証の記録を確認 | 年式、車種、警告灯、不具合 |
| 使用年数 | 初度登録年月から数える | モデル年式、車検の残り期間 |
| 年間走行距離 | 総走行距離÷使用年数 | 使用目的、点検・交換履歴 |
高速道路を中心に長距離を走った車と、短距離の発進停止を繰り返した車では、部品の消耗のしかたが異なる場合があります。年間走行距離だけで状態を推測せず、現車の確認と整備履歴を合わせて判断します。
10万kmは査定が終わる距離ではなく、確認項目が増える区切り
10万kmを超えると、消耗部品の交換歴やエンジン・変速機の状態を詳しく見られやすくなります。一方、定期点検と必要な部品交換を続けており、走行に問題がない車なら、走行距離だけを理由に買取不可になるとは限りません。
売却時期を決めるために、10万kmを超える直前に慌てて売る必要はありません。今後も乗るために必要な整備費用、次の車検時期、現在の査定額を並べ、乗り続ける場合と売る場合を比べます。
10万・15万・20万km超で査定時に見られるポイント
走行距離が増えるほど、査定では「これまで何を交換したか」と「今後どの整備が必要か」が重視されます。距離帯ごとの金額を一律に当てはめるより、次の項目を車ごとに確認してください。
| 走行距離 | 査定時に見られやすい箇所 | 用意したい情報 |
|---|---|---|
| 10万〜15万km | 消耗部品、異音、警告灯、オイル漏れ | 定期点検、部品交換、車検時の整備記録 |
| 15万〜20万km | エンジン、変速機、足回り、電装品 | 大きな修理歴、交換時期、現在の症状 |
| 20万km超 | 走行可否、車検残、内外装、再販可能性 | 始動状態、保管場所、引き取り条件 |

10万〜15万kmは交換履歴と現在の状態を伝える
10万kmを超えた車では、バッテリー、タイヤ、ブレーキ周辺、ベルト類、油脂類などの交換履歴が確認材料になります。ただし、交換時期は車種や部品、使用状況で異なるため、「10万kmで必ず交換」とは限りません。メーカーのメンテナンスノートや整備工場の案内に沿ってください。
警告灯、異音、振動、オイル漏れなどがある場合は、症状が出る場面と修理歴を伝えます。故障内容を隠すと、契約後の確認で金額や手続きが変わる原因になります。
15万〜20万kmは大きな修理歴も評価材料になる
15万kmを超える車では、エンジンや変速機、足回り、エアコンなどの状態が査定額に影響します。過去に大きな修理をしていても、修理内容と交換部品が分かれば、現在の状態を判断しやすくなります。領収書や作業明細が残っていれば整備記録簿と一緒に出してください。
外装の小さなキズより、走行に関わる不具合や警告灯を優先して確認します。査定前に高額な修理をするか迷う場合は、現状の査定額と修理後の見込み額を聞き、修理費との差を比べてから決めます。
20万km超でも走行可否と車種によって買取対象になる
20万kmを超えた車でも、エンジンが始動し安全に移動できるか、車検が残っているか、部品需要があるかなどで値段がつくことがあります。不動車や車検切れでも、引き取り方法を持つ買取店なら査定を相談できます。
「年式が古い」「20万kmを超えた」という理由だけで廃車を決める前に、買取査定と廃車時の費用・還付の扱いを確認します。車両の価値と手続き費用を分けて聞くと、手元に入る金額を比べやすくなります。
走行距離以外で査定額が変わる6つの要素
01
車種・グレード
中古車市場での需要、駆動方式、装備の違い
02
年式
初度登録年月、モデルチェンジ、部品供給
03
機関系の状態
エンジン、変速機、警告灯、異音、オイル漏れ
04
整備履歴
定期点検、交換部品、修理内容を示す記録
05
内外装・装備
キズ、におい、純正部品、スペアキー、車内状態
06
買取店の販売経路
再販先、修理対応、部品活用などの得意分野

整備記録簿は走行距離が多い車ほど確認材料になる
走行距離が多くても、定期点検と部品交換を継続してきたことが記録で分かれば、車の状態を説明しやすくなります。国土交通省は、点検整備記録簿について、点検結果と整備の概要を記録・保存し、過去の点検整備や消耗部品の交換時期を確認するためのものと案内しています。
記録簿がない場合でも査定は受けられます。ディーラーや整備工場の領収書、部品交換の明細、車検時の記録が残っていればまとめてください。記憶に頼って交換時期を断定せず、分かる範囲で伝えます。
純正部品と付属品もまとめて確認する
スペアキー、取扱説明書、純正ホイール、取り外した純正パーツなどが残っている場合は査定時に提示します。社外品が付いている車は、純正品へ戻す作業費がかかることもあるため、無理に戻さず両方を見てもらってください。
洗車や車内清掃は、キズや内装の状態を確認しやすくする範囲で行います。査定額を上げるために専門業者へ高額な清掃を頼むより、私物やごみを取り除き、付属品をそろえるほうが準備として確実です。
過走行車を売る前に準備しておきたいこと
車両情報と不具合を同じ条件で伝える
複数社へ査定を依頼するときは、各社へ同じ車両情報を伝えます。情報が違うと概算額の条件がそろわず、現車確認後の金額を正しく比べられません。
車検証で確認
- 車種・初度登録年月
- 型式・所有者
- 車検の有効期限
車を見て確認
- 現在の走行距離
- 警告灯・異音・振動
- キズ・へこみ・車内状態
手元から用意
- 整備記録簿・修理明細
- スペアキー・説明書
- 純正部品・付属品
査定前に確認する項目
- エンジンが始動し、車を安全に移動できるか
- 警告灯や異音など、現在出ている症状は何か
- 大きな修理や部品交換を行った時期
- 車検証上の所有者が本人になっているか
- 査定額から差し引かれる費用があるか
高額な修理や車検は査定を受けてから決める
売却前に車検を通したり故障を修理したりしても、その費用分だけ査定額が上がるとは限りません。修理前の査定額、修理費の見積もり、修理後に上がる可能性がある金額を並べて比べます。
自走できない車は、先にレッカーを手配する前に買取店へ保管場所と状態を伝えてください。買取店側で引き取り方法を用意できれば、別の業者へ運搬費を支払わずに済む場合があります。
買取・下取り・廃車は車の状態と手取り額で選ぶ
01
車買取
売却額と条件を比較したい方
確認:査定額、費用、入金日、引き取り条件
向く車:走行可能な車、過走行車を扱える店が見つかる車
02
ディーラー下取り
乗り換え手続きをまとめたい方
確認:値引きと下取り額が分けて記載されているか
向く車:次の車の納車まで乗り続けたい車
03
廃車手続き
再販が難しい車を処分したい方
確認:手続き費用、引取費用、税金等の扱い
向く車:大きな故障・損傷があり買取額がつかない車
提示額ではなく費用を引いた入金額で比べる
車買取では、提示された査定額から手数料や引取費用が差し引かれないかを確認します。下取りでは、新車の値引きと下取り額を分けて書いてもらうと、買取査定と比べやすくなります。
廃車を選ぶ場合は、抹消登録の手続き費用、車両の引取費用、自動車税や自賠責保険などの扱いを確認してください。普通車と軽自動車、手続きの時期、車検の残り期間によって扱いが異なるため、自分の車の条件で説明を受けます。
過走行車を扱える買取店か査定理由から確かめる
過走行車の販売経路を持つ買取店なら、距離だけでなく車種需要や部品、修理後の再販まで含めて査定することがあります。問い合わせ時に「10万km超でも査定対象か」「不動車でも引き取りできるか」「費用はかかるか」を聞いてください。
複数社の見積もりでは、車を渡す日と入金日もそろえて比較します。金額が高くても、契約後の減額条件やキャンセル条件が厳しい場合があるため、署名前に契約書を読みます。
福岡県内で過走行車の査定を相談するなら
車の写真と車検証情報から概算をご案内します
当店では、10万km・15万km・20万kmを超えた車も査定をご相談いただけます。車種、初度登録年月、走行距離、車検期限、分かる範囲の不具合をお知らせください。車の前後左右、メーター、キズや警告灯の写真があれば、ネット概算査定をご案内します。
整備工場を保有する車買取店として、整備履歴や現在の不具合を確認し、修理後の再販も踏まえて車の状態を見ます。高額な修理を行う前の相談や、他社の見積書をもとにした相見積もりにも対応しています。
持ち込みと福岡県内の出張査定に対応しています
福岡市博多区の店舗への持ち込みと、福岡県内の出張査定に対応しています。福岡市東区・中央区、春日市、大野城市などからもご相談いただけます。車検切れや不動車で持ち込みが難しい場合は、車の保管場所と積載車を停められる場所があるかをお知らせください。
査定料・出張費・手数料・レッカー代は無料です。査定後に売却を見送っても構いません。お電話・LINE・お問い合わせフォームから、まず車両情報と希望する査定方法をご連絡ください。
10万kmを超えた車の買取相場はいくらですか?
走行距離だけでは金額を決められません。車種、年式、グレード、車両状態、整備履歴、買取店の販売経路によって変わります。同条件の車両相場を参考にし、現車査定の理由と費用を含む入金額を確認してください。
15万km・20万km超の車はどうやって相場を調べますか?
車検証の情報と現在の走行距離、不具合、整備履歴をそろえ、過走行車を扱う複数の買取店へ同じ条件で査定を依頼します。中古車サイトの販売価格と買取価格は異なるため、掲載価格だけで判断しないでください。
整備記録簿がなくても過走行車を売れますか?
整備記録簿がなくても査定を受けられます。整備工場やディーラーの領収書、修理明細、部品交換の記録があればまとめて提示してください。記録がない部分は、分かる範囲で現在の症状と修理歴を伝えます。
査定前に修理や車検をしたほうがよいですか?
修理費や車検費用の全額が査定額へ反映されるとは限りません。まず現状で査定を受け、修理前後の評価差と見積費用を比べてから決めます。走行できない場合は、修理や運搬を手配する前に買取店へ相談してください。
故障車や車検切れでも査定できますか?
故障車や車検切れでも、出張査定や車両引き取りに対応する買取店へ相談できます。エンジンが始動するか、タイヤが回るか、警告灯や故障内容、保管場所を申し込み時に伝えてください。
福岡県内なら動かない過走行車も相談できますか?
当店では、福岡県内の不動車も出張査定をご相談いただけます。車の状態と保管場所を確認し、引き取り方法をご案内します。査定料・出張費・レッカー代は無料です。
まとめ
- 過走行車の買取相場は、走行距離だけでなく車種・年式・状態・整備履歴で変わる
- 10万km超は買取不可になる距離ではなく、消耗部品や不具合の確認項目が増える区切り
- 整備記録簿、修理明細、スペアキー、純正部品を査定前にまとめる
- 高額な修理や車検は、現状の査定額と費用を比べてから決める
- 買取・下取り・廃車は、費用を引いた入金額と手続き条件で比較する
- 当店は福岡県内の出張査定と不動車の相談に対応し、査定料・出張費・手数料・レッカー代は無料